食べ物からできているお茶はいくつかあり、妊娠中でも飲めることから人気があります。「あずき茶」もその一つで、その名の通り、和菓子でよく登場するあの「あずき」からできたお茶です。
あずき茶はノンカフェインであることはもちろん、カロリー0なのでダイエット効果も期待できます。また、健康や美容に効果があるので、女性には嬉しいことだらけのお茶なんですよ。今回は、あずき茶の特徴や効能、自分でもできる作り方を紹介します。
あずき茶とは
あずき茶は、その名の通り、あずきから作られたお茶です。あずき以外の添加物や、茶葉は使用されていません。スーパーやコンビニで置いているところがほとんどなく、あまり馴染みのないお茶ですが、あずきは漢方に使用されるほど効果のある食材なのです。
あずき茶の特徴
あずき茶はあずきだけで作られているため、ノンカフェインです。妊娠中や授乳中でも、安心して飲むことができます。しかし大豆製品にアレルギーがある場合は、飲むとアレルギー症状が現れることがあるため、注意が必要です。
和菓子のあずきは砂糖が加えられているため、カロリーが発生しますが、お茶の場合はカロリー0なのでダイエッターには嬉しいですね。あずきには、次のような成分が含まれています。
・8種類の必須アミノ酸をバランス良く含んだ「タンパク質」
・抗酸化作用のある「ポリフェノール」
・便のかさを増す「食物繊維」
・体内の水分調節を行う「カリウム」
・血液を作る「鉄分」
・血行を促進する「サポニン」
・脳や神経、皮膚を健康に保つ「ビタミンB群」
あずき茶の効能
様々な栄養素が含まれているあずき茶には、次のような効能があります。女性にうれしい効果がいっぱいですよ!
サポニンには血液中の脂質を除去する働きがあり、これが血行促進に繋がります。血行が促進されると代謝も上がり、体も温まるので冷え性が改善されます。
あずきには食物繊維の中でも、不溶性食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維は便のかさを増やして、腸の蠕動運動を促すので、便秘解消に効果的です。
体内の水分調節を行うカリウムは、ナトリウムを排出してくれるため、むくみを解消することができます。カリウムが多いと言われるバナナと比べても、あずきには4倍ものカリウムが含まれています。
タンパク質は髪や肌など、体の組織を作るには欠かせない栄養素です。更に肌を健康に保つビタミンB群や、肌老化を防ぐポリフェノールのおかげで、美髪や美肌効果が期待できます。
あずきには、鉄分が豊富なことで有名なほうれん草よりもたくさんの鉄分が含まれています。ほうれん草のおひたし100gあたりの鉄分は約0.9g、大福1個のつぶあん70gあたりに含まれる鉄分は1.5gです。妊娠中は鉄分が不足しがちなので、ぜひあずき茶で鉄分を補って下さい。
あずき茶の作り方
あずき茶はスーパーなどで置いているところは少ないですが、ネットでは購入することができます。ティーパックタイプやペットボトルタイプもあり、ライフスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。
また、あずき茶はわざわざ購入しなくても、あずきさえあれば自分でも作ることもできます。250gのあずきで5回分ほどの分量が作れるので、あずき茶を購入するよりお得ですよ。では早速作り方を紹介します!
250gのあずきを水で洗い、ざるにあげて水気をふきます。次に中火のフライパンで10分程度、皮が黒くなるまで炒ります。焦がさないように注意して下さいね。粗熱がとれたら、保存容器に入れておきましょう。1週間以内に使い切るようにして下さいね。
あずき茶を飲むときは、鍋に炒ったあずき50gと水を1L入れ、中火にかけます。沸騰したら弱火で15分ほど煮出し、火を止めた後の小豆は飲みきるまでそのままにしておきましょう。しばらく置いておくことで、あずきの栄養素をしっかり摂ることができます。
あずき茶は美容や健康に良いので、ぜひ試してみて下さいね。自分で作るとお得なので、毎日でも飲むことができます。
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