みかんを食べると風邪予防になるという話を聞いたことはありませんか?
冬にみかんを食べる人は多いと思いますが、みかんは可食部だけでなく皮にも栄養があります。
みかんの皮は陳皮と呼ばれ、漢方にも使われているほどなんですよ。
今回は陳皮の効能や食べ方について紹介します。
1 陳皮(みかんの皮)とは?
みかんと言えばビタミンCが豊富なことで有名ですが、そのスポットは可食部だけに当てられています。
実は剥いて捨てている皮こそが本当の栄養の宝庫なんです!
みかんの皮はそのままでは食べにくいですが、乾燥させることで食べやすくなります。
みかんの皮を乾燥させたものは陳皮と呼ばれ、漢方の原料の一つに使われています。
昔の人は陳皮を活用し、健康に役立てていたと言われています。
2 陳皮の効能は?
陳皮は可食部に比べビタミンCは約3倍もあると言われています。
また、ポリフェノールも豊富に含まれているため、次のような効能が期待できます。
血行促進
陳皮には毛細血管を広げる働きがあります。
血管が広がることで血流が良くなり、体が温まります。
冷え性の改善はもちろんのこと、血行が良くなると頭皮の血行も促進されるので美髪に繋がります。
胃腸の働きを活性化
陳皮は消化不良や胃酸過多など胃腸の調子が悪いときに食べると良いと言われています。
食物繊維も豊富に含まれているので、便秘のときにも良いでしょう。
免疫力アップ
みかんと言えば免疫力アップという言葉が定着しているほど、ビタミンCが豊富です。
風邪を引いた時にはみかんの可食部よりも陳皮の方がおすすめです。
お湯に陳皮を5~10g入れ、砂糖を入れたものを飲むと軽い症状ならすぐに改善します。
咳や痰を鎮静化
風邪をひくと現れる症状が咳や痰ですが、陳皮には咳や痰を鎮める効果もあります。
同量の陳皮と生姜を煮て砂糖を加えたものを一日三回ほど飲むと咳や痰が沈静化すると言われています。
3 どこで購入可能か?
陳皮は自分で作ることもできますが、冬でもないかぎりみかんの入手は困難です。
温室みかんもありますが、値段が高いのでちょっともったいない気がします。
冬でなければネット購入の方がお得です。
通販で販売されている陳皮はそのまま乾燥させた状態のものもあれば、粉末タイプにしたものもあります。
食感を楽しみたいときや、お風呂に入れたいときはそのままのものでも良いですし、ドリンクに混ぜるなら粉末タイプの方が使い勝手は良くなります。
4 食べ方
そのままでも食べられますが、抵抗があるという場合は細かく刻んで野菜と一緒に浅漬けにすると良いですよ。
サラダの彩りとしても最適です。
粉末タイプであれば紅茶やヨーグルトに混ぜて食べることもできます。だしの風味付けとしてもおすすめです。
5 まとめ
捨てているみかんの皮に実はこんなにも効能があったとは驚きですよね。
みかんの流通量が多くなる冬は自分で陳皮を作ることも良いと思います。
自分で作る場合は、食べ終わったみかんの皮を塩もみして水で洗い流し、キッチンペーパーで水けをふき取ります。
しっかり乾かしてから密封容器にいれて冷暗所で保存すればOKです!ぜひ試してみてくださいね。
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