学校給食で牛乳を飲むことは当たり前のようになっていますが、中には苦手な人もいたでしょう。牛乳が苦手だという人の一番の原因は、牛乳を飲むとお腹を壊すからだと思います。
しかし、牛乳をあるものを一緒に飲めばお腹を壊すこともなくなるんです!そのあるものとは「ココア」です。ココアと飲むとお腹を壊さないだけでなく、健康や美容にもいい効果があります。今回はココアの効果と牛乳との関係、おすすめのレシピを紹介します。
ココアの効果
甘くて太るというイメージが強いココアですが、次のような効果があります。
UVケア
ココアの原料であるカカオに含まれる成分として有名なのが、ポリフェノールです。ポリフェノールには、活性酸素を除去し、肌老化を防ぐと共に、紫外線でダメージを受けた肌の炎症を抑える効果があります。外側には日焼け止めを塗り、内側からはココアを飲むことで、しっかりUVケアをすることができます。
ダイエット
ココアにはポリフェノール以外にも、「テオブロミン」というココアの苦み成分が含まれています。テオブロミンには、血行を良くして代謝を上げる効果がある他、食欲を抑える効果もあるのでダイエットに効果的です。
一般的に飲むココアには砂糖がたっぷり入っているため甘いのですが、純ココアになると砂糖が入っていません。ココアを飲むなら、カロリーが低い純ココアの方がおすすめです。
便秘解消
ココアに含まれる「リグニン」にはポリフェノールとしての作用と、食物繊維としての作用があり、便秘解消効果があります。ポリフェノールとして働く場合には、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、食物繊維として働く場合には、便のかさを増やして排便を促してくれます。また、リグニンには便臭やおならの臭いを抑制する効果もあります。
生活習慣病予防
ココアには高血圧や動脈硬化、高脂血症などの、生活習慣病を予防する効果があります。これもココアのポリフェノールによる効果です。生活習慣病を防ぐには、生活習慣の見直しや運動と共に、食物繊維や抗酸化作用、血行を良くする食生活の改善も欠かせません。ココアは全てが叶えられる飲み物と言えます。
牛乳を飲んでお腹を壊す
牛乳を飲んでお腹を壊すという人は、「乳糖不耐症」という体質かもしれません。その原因は、乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」の分泌量が少ないことが関係しています。ラクターゼが少ないと、乳糖は小腸で分解されないまま大腸に達することになります。すると、大腸ではガスが発生するので下痢やお腹が張ったりします。
牛乳を飲んでお腹を壊すくらいなら「飲まない 😥 」というのも選択肢の一つですが、暑い日は冷たい牛乳を、寒い日はホットミルクを飲みたくなることもあるでしょう。そんなときは、ココアと一緒に飲むことがおすすめです。牛乳を飲んでお腹を壊す人が、ココアと一緒に飲むとお腹を壊さないという研究結果が実際に報告されています。牛乳を敬遠しがちな人はミルクココアを試してみましょう。
ココアのレシピ
ココアは一般的に、粉末のココアをお湯や牛乳に溶かして飲みます。しかし、同じ飲み方を続けていては飽きてしまうので、少しアレンジを加えてみましょう。ダイエット効果を期待するなら、使用するココアは純ココアにして下さいね。
<マシュマロココア>
ホットココアにマシュマロを入れ、レンジで1分半〜2分ほど加熱します。仕上げにココアパウダーをかけたら出来上がりです。
女子を虜にする程よく溶けたマシュマロとの組み合わせは最高です!
<食べるココア>
ココアを飲むときより少なめの量にします。いつもは200ml飲んでいるのであれば、半分の量100mlが目安です。ココアと牛乳またはお湯、小さじ2杯分の片栗粉を入れ、レンジで30秒加熱し、一度取り出して混ぜます。さらに30秒加熱して混ぜたら出来上がりです。
お好みではちみつを混ぜてもおいしいですよ。
<きなこココア>
ココアにきなこも一緒に入れて、お湯やホットミルクを注ぐだけです。
きなこにも便秘解消効果があり、ココアときなこのW効果で便秘をすっきり解消することができます。
牛乳が苦手な人の味方になってくれるココア。健康や美容に効果的なので、飲んでみて下さいね。
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