ダイエット中に食べ物を選ぶ際、最も気になるのがカロリーではないでしょうか。低カロリー食材にはいくつかありますが、こんにゃくもその一つです。
しかし、ただのダイエット効果だけでは終わらないのが、すごいところ!こんにゃくには美肌効果も期待できるんですよ。ただし、いくらダイエットや美容にいいと言っても、食べすぎには注意が必要です。正しい知識を持って、こんにゃくをダイエットや美容に有効活用して下さいね。
こんにゃくのダイエット効果
こんにゃくはこんにゃく芋を原料とし、こんにゃく芋を砕いた粉を水酸化カルシウムで固めて作られています。こんにゃくは95%以上が水分から成り、栄養素はほとんど含まれていません。しかし、豊富に含まれている栄養素もあります。それが「カルシウム」と食物繊維の一種である「グルコマンナン」で、どちらもダイエットには重要な役割をしています。
こんにゃくに含まれるカルシウムは体内に吸収されやすく、脂肪を溜め込みにくくする性質があります。カルシウム不足が脂肪の蓄積を招くので、ダイエット中は積極的にカルシウムを摂りましょう。
食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維があり、グルコマンナンは水溶性食物繊維にあたります。水溶性食物繊維は胃腸をゆっくり移動するので、食べすぎを防止したり、腸内のビフィズス菌を増やして腸内環境を整える働きがあります。
しかし、グルコマンナンはこんにゃくが水酸化カルシウムによって固められると性質が変化し、水溶性食物繊維から不溶性食物繊維になります。不溶性食物繊維になると、胃腸の水分を吸収して便の嵩を増やしたり、大腸の蠕動運動を促進する働きをしてくれます。これが便意を促し、排便による体重減少をもたらすのでダイエットに効果的なのです。また、満腹感を得られるこんにゃくを食べることで食べすぎを防止でき、カロリーも低いので自然と減量ができるようになります。
こんにゃくの美肌効果
ダイエット効果にばかり注目が集まるこんにゃくですが、美肌効果も注目すべき点です。美肌には潤いが必要不可欠ですが、肌の潤いにはセラミドが重要な役割をしています。セラミドは元々肌に存在し、肌の水分と油分を保つ働きをしています。セラミドが減少すると肌のバリア機能が低下し、紫外線などの外部刺激を受けやすくなるので、シミやシワなどの肌老化を招いてしまうのです。
こんにゃくにはセラミドが豊富に含まれており、外側から補いきれないセラミドを内側から補うには最適な食材です。しかし、こんにゃくに含まれるセラミドは、こんにゃく芋の皮に多く含まれているので、加工されたこんにゃくを食べるより、こんにゃく芋をすり潰したものを食べると良いでしょう。
こんにゃくのデメリット
ダイエットや美容に効果的なこんにゃくですが、栄養はほとんどありません。こんにゃくばかり食べていては、全く栄養が摂れないので注意しましょう。
また、こんにゃくには水分を吸収する働きがあるので、食べすぎると便が硬くなり、便秘解消どころか便秘が悪化する可能性もあるので注意して下さいね。
こんにゃくはダイエットだけでなく、美容にも良い食材です。食べすぎには注意して、上手に活用して下さいね。
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