これまでの再婚禁止期間はどのくらい?
これまで、離婚した女性は「離婚が成立した日から6ヶ月経たないと再婚できない」と法律で決められていました。
その目的は、再婚後に生まれてくる子どもが、前の夫の子どもか新しい夫の子どもか分からなくなるトラブルを避けること。
再婚までに6ヶ月の間があれば、子どもの父親が明確に分かると考えられてきたんですね。
でも実はこの法律、制定されたのはかなり昔のことでした。
さかのぼることなんと120年、明治時代に作られた法律だったんです。
最近になってようやく、「今の時代にはそぐわないのでは?」と疑問視する声が上がり、見直されることになりました。
考えてみると、「父親が誰か」という問題は、DNA鑑定などの技術が確立された現代ではあまり大きな問題ではありませんし、再婚禁止期間に新しいパートナーの子を妊娠するケースもあったりして、たしかに法律と時代とのズレが目立ちます。
今年の改定により、どんな風に変わったのか、再婚のハードルはどれくらい下がったのか、改定内容をチェックしてみましょう!
再婚禁止期間は従来より短く!条件を満たせばさらに早く再婚することも可能!
法務省の発表により、これまで6ヶ月間だった再婚禁止期間は、離婚成立から100日間へと短縮になりました!
また、変更されたのは期間だけではなく、離婚時に妊娠していないと判明している場合は100日以内でも再婚できるなど、これまでより女性が再婚しやすいよう柔軟な体制へ。
「早く再婚して、新しいスタートを踏み出したい!」と希望する女性には嬉しい改定ですね。
これまでよりも早く再婚できるようになったことで、シングルになったことによる経済的な困りごとや、離婚のダメージをひきずって精神的に落ち込んでしまうケースを減らすことができると期待できます。
自分のペースで新しい生活を始められる、そう思えるだけでも、気持ちを切り替えて前向きに過ごせそうですよね。
まとめ
海外では、すでに再婚禁止期間制度を廃止している国もたくさんあります。
これからもっと制度が寛容になって、さらに再婚しやすい社会に変化していく可能性もあるかもしれませんね。
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