かつらの値段はどれくらい?【かつらの種類と価格】

かつらの値段は用途ごとに千差万別−それぞれの価格相場をチェック!
薄毛が気になるなど悩み解消に、かつらを試してみたいという人はたくさんいます。
しかしかつらの使用にいくらくらいの費用がかかるのかわからず、二の足を踏んでいるケースが多いようです。
一口にカツラと言っても、いろいろな種類があり、それぞれ値段も千差万別です。
そこでこのページでは、かつらにはどんな種類があるのか、また、一般的な価格相場はどうなっているのかなどについて詳しく説明していきます。

 

 

一般的なかつらの価格相場はどうなっている?

かつらは、作り方や用途などによってさまざまな種類があります。
まず誰でも使える「既成品」のかつらと、専門ショップなどで一人一人に合わせて作成される「フルオーダーメイド」のかつらにわけられます。
既成品の方は大量生産できるため値段が安くなります。
フルオーダーメイドの物は、職人が1ヶ月程度の期間をかけて手作りするため値段が高くなるのが普通です。
当然のことながら、フルオーダーメイドのかつらの方が高品質です。
イベントなどで一時的につけるなら既成品、薄毛対策などで恒常的につけるならフルオーダーメイドという使い分けがなされています。
毛の材質によっても値段は変わります。
かつらに使われている材料には「人毛」と「人工毛」があります。
また、これら両者を混ぜ合わせたミックスかつらも存在しています。
人毛は、人間の毛を材料としています。
人工毛は、ポリエステルなどの化学繊維から作られています。
人毛の方が原価が高いため、かつらの値段も高いのが普通です。
しかし人毛の方が自毛と馴染み、自然な仕上がりになります。
人工毛は大量生産できるため安いのですが、メーカーのフルオーダーメイドに人工毛が使われている場合は話が変わります。
メーカーが独自に開発した高品質な人工毛などを使用していることが多いため、人工毛でも費用が高目になります。
また、かつらが覆う範囲によっても値段が変わってきます。
頭部全体を覆う「フルタイプ」と一部を覆う「ポイントタイプ」のものがあり、フルタイプの物は高く、ポイントタイプのものは比較的安価になります。
フルタイプのかつらは、頭部全体の毛髪が薄くなっている人やコスプレなどで一時的に使う場合に適しています。
ポイントタイプのかつらは、AGAなどで頭頂部など一部の薄毛が進行している人や女性が一時的に髪のボリュームアップを行う場合などに適しています。
他に「医療用かつら」と呼ばれているものもあります。
これは薬の副作用で髪が抜けてしまった場合や、円形脱毛症になった場合に用いられるかつらです。
あくまで用途による区分であり、どんな材質や機能のかつらであるのかなどはメーカーにより異なります。

 

 

 

女性用かつら・ウィッグの値段は?

既成品のレディースウィッグなら数千円が最安値で、高いもので15万円程度となります。
既成品に手をくわえてサイズなどを合わせる「セミオーダータイプ」のウィッグの場合、10万円~40万円程度が一般的な価格相場となります。
お店で頼むフルオーダーメイドウィッグの場合、価格は一概には言えません。
一人一人の状態に合わせたかつらとなるため、値段もそれぞれ異なるからです。
安くても10万円程度はかかり、高いものでは100万円を越える場合もあります。

 

 

女性のための医療用かつらの値段と品質は?

医療用のウィッグは見た目の自然さや質感よりも、皮膚刺激性が低いかなどの安全面や、つけ心地が重視されています。
そのため、JIS規格をクリアしたものが使用されています。
気になるお値段は1万円~50万円ほどと幅広くなっています。
人気があるのは、5万円程度の安めのモデルです。
安いウィッグは人工毛を使った既成品で、品質はそれなり、ややかつらだとバレやすい作りになっています。
高価なものは、見た目が自然で自毛と見分けにくくなっています。
毛の質感や手触りも、価格が高くなるほど良くなる傾向にあります。
また、ウィッグの軽さ、人工皮膚の柔軟性や感触も高価なものほど向上し、つけ続けた場合の負担が少なくなり満足感が高くなります。

 

 

 

医療用かつらはレンタルもできる!気になる料金は?

 

医療用かつらのレンタルをやっているメーカーもあります。
ライツフォルでは、1日216円~(税込み)という値段でウィッグをレンタルしています。
しかも10ヶ月間医療用ウィッグをレンタルした場合、そのウィッグはそのまま貰うことができます。
ただし、初期費用として別途15000円がかかります。
またレンタルで使われるウィッグは、シルバータイプシリーズとなっていますので、ゴールドタイプやプラチナタイプよりは品質が劣ります。
アンベリールでもレンタルをやっています。
初期費用が14800円、レンタル料が1日150円~となっています。
また、365日レンタルした時点で、ウィッグを貰えます。
また初期費用を19800円に、日額レンタル料200円にすると、ハイグレードタイプのウィッグを借りることが可能です。
アプランの場合、初期費用15000円で1日のレンタル料が250円となっています。
使われているのは人毛を使った高品質なかつらです。

 

 

 

男性用かつら・ウィッグの値段の相場

メンズウィッグは、既成品なら数千円程度の価格で購入可能です。
もちろん、頭部にしっかりフィットすることは望めませんし、耐久性から考えても長期間の利用は難しくなります。
オーダーメイドのかつらの場合は、安くて15万円程度で、高いものは100万円くらいの値段となっています。
大手の有名なメーカーほど価格が高くなる傾向があります。
大手メーカーのフルオーダーメイドかつらなら、40万円~100万円が相場となります。
しかし値段が高い分、大手メーカーのかつらほど品質も良くなる傾向があります。

 

 

 

かつらにはメンテナンスの費用も必須

かつらは一回買えば使いっぱなしに出来るというものではありません。
買った後も、さまざまなメンテナンスが必要になります。
まずかつらの毛は伸びませんが、自分の髪の毛は伸びるため、定期的にカットしないとヘアスタイルが不自然になってしまいます。
大手のかつらメーカーでは専門のサロンがあり、そこで自毛のカットとかつらの手入れをおこないます。
かかる費用は「1万円」ほどが目安で、「毎月1回」通わなくてはいけません。
他に両面テープや専用シャンプーなどの代金が5000円ほどかかります。
大手メーカーのかつらは、特殊技術を使って接着されている事が多いため、専用サロンに通わないとメンテナンスができないシステムになっています。
中小メーカーでは専用サロンが無いこともありえます。
この場合、メーカーと提携した床屋があるならそこに、なければ普通の床屋でメンテナンスをすることになります。
かかる費用は5000円ほどと、大手メーカーのサロンよりも安くなるのが普通ですが、仕上がりにはやや不安が残ります。
また月々のメンテナンス以外でも、修理が必要になるケースがあります。
かつらを使っていくと、かつらの毛が抜けたり、色が落ちていったりします。
そのため、1年間に一度くらいは大掛かりなメンテナンスをしなければなりません。
この費用が3万円~5万円程度かかってしまいます。

 

 

アデランスヘアクラブならメンテナンス費用が無料!

アデランスヘアクラブは年会費制のプランです。
アデランスヘアクラブには、製品のメンテナンス費用が含まれていますので、無料でメンテナンスが可能です。
さらに契約コースに応じた期間に、かつらを新品と交換してもらえますので、常に快適にかつらを使用し続けられます。
ただし、メンテナンス費用は無料ですが、自髪のシャンプーやカット代金は別途かかりますので注意してください。

 

 

 

増毛したいところが一部だけなら部分ウィッグの方が安い?

特定の部分だけ増毛したい場合は、部分ウィッグで事足ります。
しかし部分ウィッグの値段は数千円から15万円ほどで、フルタイプのものと、そう大きな違いはありません。
ただし全体的にやや安くはなっています。

 

 

 

ドンキのウィッグと専門店のウィッグ|値段が全然違う理由は?

ドン・キホーテや楽天市場などのオンラインショップでは、数千円のウィッグが販売されています。
しかしかつら専門の通販サイトなどでは安くても数万円で、10万円程度はするのが普通です。
この値段の違いは、品質の差からきています。
ドン・キホーテのウィッグは、質感やテカリ、分け目の様子からウィッグと気づかれやすくなっています。
また、耐熱性も低くヘアアイロンでの髪型セットなどもできません。
ドン・キホーテなどの激安ウィッグは、あくまでパーティーなどで一時的に使用するためのもので、継続的に使うためのものではありません。
薄毛隠しなどの目的でウィッグを使うなら、ある程度のお金がかかっても高品質なものを選ぶ必要があります。

 

 

コスプレ用のウィッグは安いけどどんな用途にも使えるの?

コスプレ用のウィッグは数千円から3万円程度と、雑貨屋などで低価格で販売されています。
しかしコスプレ用ウィッグは特定の日に使うためのものですので、常時使用は考慮されていません。
そのためコスプレ用ウィッグは、耐久性が低く、すぐに毛が縮んだり色が落ちたりするという特徴があります。
さらに頭部にピッタリとは合わず、つけ心地も良くありません。
この点で常に装着し続ける事を想定した、医療用ウィッグなどとの違いがあります。

 

 

極端に安いかつら・ウィッグにはこんなデメリットが

金額が安いかつらは低コストで作るため、人毛ではなく、質の悪い人工毛を加工して作られています。
そのため、見た目・質感ともに悪く、耐久性にも不安があります。
また、毛が植えられている土台部分にも問題があります。
通気性が悪いため、蒸れやすく、使い続けると不快感が増します。
通気性の悪さは使いごと地だけではなく育毛にも悪影響を与えますので、薄毛に悩んでいる人が安いかつらを使い続けるのは避けたほうが無難です。
安いウィッグの土台は硬いことが多いため、頭皮にフィットせず締め付けるような感触があり、調整も困難です。
また、中にはつむじの形が不自然で、一見でかつらとバレてしまう製品もあります。

 

 

 

かつらの値段まとめ

かつらの値段は、どんな用途に使われるものかによって違ってきます。
ファッション用のウィッグなら数千円から数万円程度の安価で手に入ります。
しかし、耐久性や使用感、見た目の自然さにおいて劣ります。
医療用など、常時着用を想定したウィッグの場合は、既成品でも5万円から15万円程度はします。
また、専門店で作るオーダーメイドのかつらは、品質は非常に高くなりますが、値段も高価で20万円~100万円ほどの費用がかかります。
他に、かつらにはレンタルもあります。
日額150円~250円ほどとお得なので、病気のため短期間だけカツラが必要な場合などは利用を検討しても良いでしょう。

 

 

 

植毛にはどのくらいの値段がかかる?

植毛の場合、髪1000本で40万円~80万円かかります。
髪1000本が必要なのは、どの程度の状況かというと、頭頂部がハゲているO字ハゲの初期や、M字ハゲで生え際が後退している場合などです。
U字ハゲなど、薄毛が進行している場合は、4000本~6000本程度の植毛が必要だとされています。

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