増毛と植毛の違いとは?料金・リスク・効果の3点で比較【画像あり】
増毛vs植毛!軍配はどちらに?
薄毛が気になり、増毛と植毛のどちらにしようかと迷っているなら、ぜひこの記事をお読みください。
増毛・植毛の徹底比較に加え、発毛についても解説しているので、あなたにぴったりの薄毛対策を見極めることができます。
気になる費用や無料体験についても紹介しており、実際にサロンやクリニックを選ぶときにもお役に立てる内容となっています。
増毛と植毛の違いを比較!それぞれの仕組みと特徴は?
増毛なら速攻で増やせる!
増毛は薄毛対策のひとつですが、育毛や植毛などのように自毛を増やすものではありません。
人工毛を薄毛が気になる部分に取り付けることで、髪の毛を増やすことができる施術法です。
クリニックで行う育毛や植毛は、効果が現れるまでに半年から1年は必要です。
また副作用の心配があるため、体質によっては治療を受けられないこともあります。
しかし、増毛なら施術後すぐに髪の毛を増やすことができます。
副作用に関しては、一部のウィッグ(カツラ)で使用する接着剤でまれにかぶれる方もおられますが、ほとんどの場合で心配ありません。
増毛法には大きく分けて
・編み込み方式
・結毛方式
・接着方式
の3種類があります。
編み込み方式は、スヴェンソンが開発したもので、特殊な糸で作られた土台に人工毛を取り付けたものを、自毛に編み込んで装着します。
自毛を活かしながら増毛でき、地肌が蒸れにくいところがメリットです。
結毛方式は、アートネイチャーのマープ増毛法に代表される、自毛に人工毛を結びつけることで増毛する方法です。
自毛を活かした自然な仕上がりと、増やしたいところに増やしたいだけピンポイントで増毛できる点がメリットです。
接着方式は、頭皮に似せて作られたベースに人工毛を植え付けたものを、医療用接着剤で頭皮に直接貼り付けて使用するものです。
ベースはとても薄くて通気性もよく、地肌が蒸れにくく鳴っています。
なお、接着剤は厳しい安全基準をクリアしたものですが、まれにかぶれる方もおられます。
これらはいずれも24時間装着したままで、入浴やスポーツの際にもズレたりはがれたりする心配はありません。
増毛していることを忘れてしまいそうになるほどの軽快な装着感と自然な見た目で、従来のカツラに代わって増毛の主流となっています。
植毛は医療行為
植毛はほとんどの場合、自毛を使用して行われています。
多くの場合、薄毛が進んでも側頭部や後頭部の毛髪はあまり薄くならないものです。
残っている自毛を頭皮ごと切り取り、薄毛が進んだ頭頂部や前頭部のM字部分に移植することで薄毛を解消できるのが、自毛植毛です。
植毛は医療行為である外科手術なので、病院やクリニックなどの医療機関でのみ取り扱っています。
移植した自毛が定着すれば抜けても再び生えてくるため、自毛植毛は「薄毛対策の最終兵器」と呼ばれています。
なお、植毛手術には保険適用外で、手術の方法や移植する本数・範囲によって料金が異なることと、執刀する医師の技量によって仕上がりが大きく変わってくることが注意すべき点です。
これらの点は、手術前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。
増毛vs植毛の徹底比較!どっちがいいの
増毛と植毛で効果が得られるまでの費用は?
増毛と植毛に必要な費用について、2,000本の毛を増やす場合を例に説明しましょうアートネイチャーのマープで増毛するケースでは、約20万円の費用が必要です。
自毛植毛では、グラフトという単位で料金が設定されており、2,000本の毛を増やす場合にはグラフト数は1,000となります。
AGAルネッサンスクリニックで自毛植毛するケースでは約88万円が必要です。
これだけを見れば増毛の方が格安に見えますが、残念ながら増毛すればそれで終わりというわけにはいきません。
増毛後には継続して定期的なメンテナンスが必要となります。
メンテナンスの費用は、自毛の状態や増毛した本数などにより異なるため一律には明記できません。
おおよその目安としては、人工毛1本につき45円、取り付けには1本につき5円が必要となり、2,000本の増毛なら20万円となります。
メンテナンスは4~6週間に一度必要で、1回につき2,500~3,000円です。
アフターケアとして、自毛が抜けた場合などの追加人工毛は1本20円ということです。
一方、植毛の場合にはこのようなメンテナンスは不要です。
つまり初期費用が多くなるのは植毛ですが、増毛では施術後も継続して費用が発生するため、長期的に見れば増毛のほうが高額な費用が必要となるのです。
増毛と植毛で効果が出るまでの期間は?
増毛と植毛に必要な期間について説明します。
増毛の場合、増毛施術が終了すればボリュームアップが完了します。
施術に必要な時間は増毛する本数や施術法で異なりますが、マープのトリプル増毛なら最大1時間に1,000本のスピード増毛が可能です。
一方、植毛手術は日帰りで行えますが、3~6時間程度必要です。
時間に幅があるのは、移植する本数や植毛範囲、術式などの違いのためです。
ドナーの採取は、メスで切り取る方法とパンチグラフトを用いる方法(FUE法)があります。
FUE法は傷跡が目立たないかわりに、メスで切り取る方法より手術に時間と費用が掛かります。
増毛と植毛の精神的負担はどちらが大きい?
植毛は外科手術なので、身体にメスを入れることが精神的負担になることがあります。
植毛手術の多くは局所麻酔で行われ、原則的に入院は不要です。
しかし、術後の傷が癒えるまでの2週間程度は痛みや腫れがあります。
痛み止めの薬が処方されたり、日常生活における注意点へのアドバイスを受けたりなど、アフターケアを万全に行っているクリニックがほとんどですが、やはり精神的な負担となってしまい、植毛手術に踏み切ることをためらってしまうという方が多くおられます。
その点、増毛ならこのような精神的負担を感じることはありません。
さらに、無料で増毛体験ができるサービスもあり、増毛は大変気軽に行うことができるようになっています。
増毛&植毛と発毛はこんなに違う
増毛や植毛とは異なる薄毛対策として「自分の髪を生やす」発毛があります。
発毛では、頭皮ケアや生活習慣の見直し、育毛剤や養毛剤の使用による発毛の促進や、ミノキシジル・プロペシアなどの薬剤を内服・外用することによる発毛・育毛を行います。
増毛で増えるのは人工毛であり、植毛は自毛を移動させて薄毛の部分をカバーするものです。
つまり増毛や植毛では自毛が増えたわけではなく、厳密に自毛を増やすことができるのは発毛のみとなっています。
かつらはバレる?増毛と植毛とどこが違うの?
かつらは昔から使われている薄毛対策の製品です。
頭に被るだけで一瞬にしてボリュームアップできる即効性と手軽さが大きな魅力です。
増毛や植毛に比べて費用が少なくてすむケースが多い点も魅力ですが、頭皮が蒸れやすく抜け毛が増えてしまうこともあります。
また、使用中にズレてしまう危険性があり、いきなりフサフサになるため一発でバレてしまうこともデメリットです。
このように、かつらは大変手軽な薄毛対策法ですが、根本的な解決にはならないため、最近では敬遠される傾向が強くなっています。
髪増毛の選択肢はこんなにある
ここで、これまでご紹介してきた増毛・植毛・発毛について、どんなタイプの人に向いているのかをまとめてみましょう。
自毛を活かした増毛法である編み込み方式と結毛方式は、自毛に人工毛を取り付けることで髪をボリュームアップさせるため、自毛が完全になくなってしまった部位に増毛することはできません。
この場合には、貼り付け方式の増毛が適しています。
つまり、自毛が残っている方なら編み込み方式か結毛方式の増毛、なくなってしまった部位に増毛したい方は貼り付け方式の増毛を選ぶとよいでしょう。
また、増毛は気軽に試すことができるうえ、施術後すぐに髪が増えるので、薄毛の悩みを手軽に解消したいという方に向いています。
外科手術である植毛は、AGAの方に向いています。
AGAの場合、ドナー採取に必要な毛髪は側頭部や後頭部から採取でき、増毛が難しいM字部分やつむじ部分に移植できるからです。
移植後に定着した髪が生え変わった後は、増毛に必要な定期的なメンテナンスが不要なので、面倒なことが嫌いな方には植毛がおすすめです。
最後にご紹介した発毛は、すぐに効果が現れるというものではありません。
しかし、自毛を生やすことができるのは発毛のみで、植毛のような外科手術は痛くて嫌だという方にもおすすめです。
また、増毛や植毛の場合でも、スカルプケアや髪のためによい生活週間の維持は抜け毛を防ぐために必要です。
やはり、根本的に薄毛を治したいなら発毛を選ぶのが正解でしょう。
無料カウンセリングは利用しないと損!
ご自分に合った増毛法や発毛法を行うことで、効果的な薄毛対策が可能となります。
薄毛の原因や自毛の状態、希望するヘアスタイルのほか、予算や薄毛対策に掛けられる期間などによって選ぶべき対策方法は変わってくるのです。
自己判断で誤った選択をしてしまわないためには、無料カウンセリングを利用してプロに相談することがおすすめです。
大手の増毛企業では増毛の無料カウンセリングだけでなく増毛体験も無料で受けられます。
例えばアートネイチャーなら、無料で500本の増毛を体験でき実際に自分の髪がどのように変化するのかがはっきり分かります。
アデランスでは、専用機器を使ったヘアチェックや増毛製品のバイタルEX、育毛サービスのヘアシーダなどを無料で体験できます。
発毛専門クリニックでも初回のカウンセリングを無料で行っているところが多くあります。
AGAスキンクリニックではカウンセリングは常時無料で、キャンペーン中は初診料(5,000円)+血液検査(20,000円)が無料になります。
またリーヴ21では、無料で髪の悩み相談にメールで応えてくれます。
ちょっと抜け毛が気になってきたという方も、メールなら気軽に相談できますね。
増毛と植毛の違いを知って賢く利用しよう
薄毛対策の増毛や植毛、発毛などの違いやそれぞれのメリット・デメリットなどを解説しました。
根本的に薄毛を解消したいなら発毛がおすすめですが、早く悩みを解決したい方の場合は他の方法がよいこともあります。
自分に合った薄毛対策を選ぶには、それぞれの違いを知った上で自分がどうなりたいのか、薄毛対策に掛けられる費用や時間はどのくらいなのかを検討することが大切です。
記事を参考に最適な方法を選んでいただければと思います。