クエン酸と睡眠の関係って?普段疲れが抜けない方必見!

クエン酸と睡眠の関係って?普段疲れが抜けない方必見!

クエン酸で質のいい睡眠がとれるって、本当?

クエン酸は、レモンや梅干しなど酸っぱい食べ物に豊富に含まれている成分です。

 

食事の他にサプリメントなどでも摂取できますが、このクエン酸がどのように人体に役立つのか、ご存じですか?

 

この記事でクエン酸について解説し、「疲労回復に役立つ?」「摂取によるデメリットは?」といった疑問を解消します。

 

なかなか取れない疲れに悩んでいる方、睡眠の質を高めたい方、ぜひ読んでみてください。

 

 

クエン酸と睡眠には、密接な関係が!眠る前からの疲労回復が大切!

クエン酸は、疲れを取るのに役立つ成分です。この疲れを取るという作用が、睡眠の質を高く維持します。日頃から長期間続く疲労があると、睡眠時の神経が昂ぶってしまうためです。良質な睡眠のためには、日頃からの適度な疲労解消が必要なのです。次項で、詳しく解説します。

 

 

疲れが取れないのはなぜ?良質な睡眠を妨げる原因はコレだ!

寝ても疲れが取れない人は、睡眠の質が低下している可能性が高いです。睡眠の質の低い原因として、自律神経の働きの乱れが考えられます。人体には、活動モードをつかさどる「交感神経」と休息モードをつかさどる「副交感神経」という2種類の自律神経があり、お互いにバランスを取りながら健康を維持しています。休息と最たるものと言えば睡眠ですから、当然寝ている時は副交感神経が優位になるのが通常です。しかし、慢性的にストレスに晒されていたり疲れを抱え込んでいたりすると、交感神経ばかりが優位な状態が続きます。その状態がひどくなると「さぁ寝るぞ」というタイミングが来ても、副交感神経が優位にならず、交感神経の緊張が止まりません。結果、眠ったつもりでも体はリラックスしきれず「いくら寝ても疲れが取れない!」ということが起こってしまいます。

 

 

疲労回復にクエン酸が効く理由は?疲労のメカニズムから解説

そもそも疲労というのは、体内の活性酸素の酸化作用により細胞がダメージを受けた状態。疲労を回復するには、ダメージを受けた細胞を治せばOKです。そのために必要なのが、細胞が活動するエネルギーであるアデノシン三リン酸(ATP)。そして、このATPを作り出すのが「クエン酸サイクル」です。クエン酸が8種類の酸に順番に変化しながら、エネルギーを作り出しています。名前にクエン酸がついている事から想像出来るように、クエン酸サイクルを回す最も手っ取り早い手段は、クエン酸を摂取することです。つまりまとめると、クエン酸を摂取するとATPが作られて細胞が修復され、疲労回復に繋がる…という訳です。

 

 

クエン酸の効果は疲労回復以外にも?5つ紹介!

クエン酸の摂取によって、疲労回復効果の他にも嬉しい効果が期待できます。1つはキレート効果と呼ばれるミネラルの吸収促進効果。単体では体に吸収されにくいミネラルも、クエン酸と結合することで吸収されやすくなります。これによって癌予防やアンチエイジング効果、美肌効果が見込めます。2つめは尿酸値を下げる効果。尿が弱酸性だと尿酸が排出されやすいのですが、クエン酸が尿を強酸性から弱酸性へと変えてくれます。これによって、通風や尿路結石の予防に繋がります。3つめは肝機能の改善効果。エネルギー作りやミネラル吸収によって、特に肝臓の負担が軽くなり働きが良くなります。肝臓病の予防にも役立ちます。4つめは食欲増進効果。クエン酸には酸味があるので胃液や唾液の分泌を活発にし、食欲が湧きやすくなります。夏バテで食欲不振に陥った時などに嬉しいです。5つめは筋肉痛の予防効果。これはクエン酸サイクルによるものでアスリートなどは疲労回復も兼ねてクエン酸を積極的に摂取しています。

 

 

クエン酸は一日にどれくらい飲めばいいの?推奨摂取量を紹介!

クエン酸の一日摂取量の目安は2~5g程度です。日中よくスポーツをする人や疲れが取れなくてこの記事を読んでいる人などは、多めの5gを目指すとよいでしょう。

 

 

クエン酸を飲むときの注意点は?安全にクエン酸を摂るために

クエン酸は果物などにも含まれている安全な成分。過剰に摂取しても排泄されるので大丈夫です。しかし強い酸性の物質なため、口の中に長くとどめてしまうと歯を溶かすリスクがあります。酸性のもので解けてしまった歯を「酸蝕歯」と呼び、歯の隙間の拡大、虫歯や黄ばみといった症状が現れます。通常の量を普通に摂取すれば問題はありませんが一応覚えておきましょう。またクエン酸サイクルは体内で常に働いているシステムですから、一度で大量摂取するよりもこまめに摂取する方が効果的です。クエン酸サイクルをサポートするビタミンB群と一緒に摂取するとなお良いでしょう。

 

 

クエン酸と睡眠の質の関係についてのまとめ!

クエン酸は疲れを取り、睡眠時に副交感神経が優位にする助けをします。特に日頃から疲れる生活をしている人は、質の良い睡眠のためにクエン酸を積極的に摂りましょう。一日5gが目安です。ついでに美肌作りや癌予防にも役立ちますよ。注意点として、摂取の際は歯にクエン酸が触れるのをなるべく避けましょう。クエン酸は強い酸性なので、歯を溶かす力を持っています。以上ぜひクエン酸を日々の習慣に取り入れて、健康増進を図ってみてください。

 

 

【おまけ】クエン酸を寝起きに飲むとスッキリするって、本当?

クエン酸には覚醒効果があります。味的にもすっぱくて爽やかです。そのため寝起きに飲むとスッキリするというのは正解です。起きたら一杯のレモン水なんておすすめです。午前中の調子が悪いという方、試してみてください。

 

 

【おまけ】疲れの原因は睡眠障害かも?代表的な症状を紹介!

クエン酸を十分に摂っても疲れが取れないという場合、病気や睡眠障害の可能性も考えられます。入眠できない、早く目覚めてしまう、夜中によく目が覚めてしまうといった代表的な症状に心当たりはありませんか?睡眠が浅くて、なんだか熟睡した感じがしないというのも気づきにくい症状の一つです。ひょっとしたら…と思ったら、治療のため睡眠クリニックを受診してみてください。