睡眠導入剤とサプリメントの違い|サプリ&生活習慣で眠剤に頼らない睡眠を

「睡眠導入剤に頼りたくない!」はどうして?サプリ&生活習慣で眠剤に頼らない睡眠を

睡眠導入剤とサプリ
「睡眠薬を飲むのには不安があるけれど、睡眠導入剤はまだ安心」……??
「睡眠薬は飲まない方がいい」……???
…これって本当でしょうか?
最近よく目にする休息サプリメントといったい何が違うのか、疑問に感じるものです。

 

多くのサプリメントが販売されているものの、何を選べばいいのか分からない方も多いはず。
ここでは、睡眠薬に頼らず睡眠改善を行いたいと願うあなたにおすすめの睡眠改善法をご紹介します。

 

 

睡眠導入剤と不眠用休息サプリメントの違い

ここでは睡眠導入剤と不眠対策用休息サプリメントの違いについてご紹介します。

 

その前に、睡眠薬と睡眠導入剤の違いについて少し触れておきましょう。
どちらも睡眠障害を持っている方が服用する薬です。市販のものもあれば病院で診察を受けて処方されるものもあります。
この2つの違いは、ざっくり分けて以下です。

睡眠薬は睡眠を持続させる薬
睡眠導入剤は入眠障害に働きかける薬

では具体的に睡眠導入剤と不眠用休息サプリメントの違いを、メリットとデメリットの2つの観点からご紹介します。

 

睡眠導入剤のメリットとデメリット

睡眠導入剤のメリット:即効性

まずは睡眠導入剤のメリットからご紹介します。
睡眠導入剤は一般的に即効性があります。即効性の程度は4種類あります。2~4時間作用する超短作用型、5~10時間作用する短時間作用型といった短作用型の即効性が高いものとして2種類あります。また薬によっては明け方の中途覚醒を防ぐ20時間程度作用する中間作用型、日中も作用する長時間作用型のものなどがあり、それらが残り2種類です。

 

不眠解消のために処方される睡眠外来などで処方される薬には、以下のようなものがあります。
ハルシオン、マイスリー、アモバン、ロゼレム、ゾピクロン、エスゾピクロン、エチゾラムを成分としたデパス錠。ジェネリックのエチラーム、アモバン、アモバンを改良したルネスタ、エチゼストなど。

 

睡眠導入剤市販のものには、ドリエルなどがあります。

 

睡眠導入剤のデメリット:依存性

次に睡眠導入剤のデメリットをご紹介します。

 

最も懸念されるのが、依存性です。基本的に不眠症治療薬として処方されるベンゾジアゼピン系の睡眠導入剤には副作用がないとはされていましたが、昨今以下のような様々な症状が報告されています。

離脱症状・記憶障害・夢遊状態・頭痛・だるさ・めまい、ふらつき・倦怠感・翌朝の眠気
かゆみ・発疹など

 

また、長期に睡眠導入剤を服用した場合及び服用中止や減薬に伴って報告されている副作用もあります。

幻覚・妄想・せん妄・不眠・不安心・けいれん発作など

 

また長期服用での作用低下、薬が効かなくなるのも顕著です。
睡眠導入剤は効果が高いものの、副作用の大きさが気になりますね。

 

不眠対策!休息サプリメントのメリットとデメリット

次に、不眠対策用休息サプリメントのメリットをご紹介します。

 

休息サプリメントのメリット:手軽&副作用の点で安心

1つ目は診察を受けなくてもお店やインターネットで手軽に手に入れることができます。2つ目は自然界にある植物由来の物を成分として作られている為、ほぼ副作用がゼロという点です。
また朝起きたときの眠気や薬の作用が日中も抜けないということないので、日常生活に支障をきたしません。

 

休息サプリメントのデメリット:効き目は継続ありき

不眠用休息サプリメントは、睡眠導入剤のように半強制的に眠らせるのではなく、栄養を補うことで体質を良くしていくことを目的としています。その為、サプリメントを摂取すればすぐに効果が表れるという事はありません。つまり即効性がないというのはデメリットだと言えるでしょう。

 

快眠をサポートする不眠対策用休息サプリメントには以下のようなものがあります。

グリシン、バレリアン、ネムーンプラス、グッスミン、ネムリス、ピースナイト、潤睡など

 

またハーブの成分を取り入れた天然由来成分配合のものは安心感が強いものです。

 

寝付きに差!睡眠障害改善のための6つの習慣

不眠症解消をはじめとした睡眠障害改善のための6つの生活習慣改善法をご紹介します。

 

規則正しい生活リズムを作る

睡眠の質を上げ、根本的に睡眠改善を行う為には、規則正しい生活リズムを作りそれを実行していくことが欠かせません。

 

睡眠と体内時計には非常に密接な関係があり、朝起きる時間、夜寝る時間が不定期だと狂いが生じます。逆にそのリズムを一定化することで寝付き改善に繋がります。

 

眠りを妨げるものを排除する

スムーズに寝付くために、睡眠を妨げてしまうものや習慣は排除しましょう。

 

寝る前4時間前までのコーヒーやお茶などからのカフェイン摂取は覚醒効果を持続させる為、眠りに誘うホルモンであるメラトニンの働きを阻害してしまいます。

 

また、パソコンやスマホを使用してブルーライトを浴びることも交感神経を過敏にさせ、寝つきを悪くさせます。

 

寝る1時間までには、部屋の光も落とし気味にして、リラックスタイムを設けるようにしましょう。

 

光を上手に取り入れる

寝付きをよくすることも大切ですが、朝スッキリ起きられないという症状も睡眠障害改善には必須です。

 

その為には、朝起きたときにカーテンを開け、太陽の光を浴びることで目覚めを促すセロトニンの働きを助けることが大切です。

 

逆による眠るときは、部屋の電気は消し、外から光が入りにくいようにしてください。

 

適度な運動

寝付きを良くするには、ある程度の疲労感を身体が感じることも大切です。逆に仕事などでストレスを抱え脳が疲れているのは眠りを妨げます。そんな時も、軽く運動をして汗をかくことで、脳の熱を外に出し、かつ身体に疲労感を感じることで健康的に眠りを誘うことが出来ます。

 

早歩きや軽いジョギングなどを取り入れてみて下さい。

 

サプリメントで休息をサポート

サプリメントの中には、休息をサポートする自然由来の成分を含んだものが多く販売されています。

 

睡眠に非常に関係が深い3つのホルモンである、トリプトファン、セロトニンなどを含んだサプリや朝までぐっすり眠れるメラトニンサプリなどを取り入れることで、体質から睡眠改善が可能です。

 

お風呂は湯船につかろう

忙しいからとお風呂をシャワーで済ませがちですが、お風呂は夜寝る前に湯船につかって入ることが大切です。

 

湯船につかり、身体の深部から温められた体温が徐々に下がっていくことで、寝つきがスムーズになるのです。

 

ただし、お湯の温度があまりに熱いと交感神経が活発になり逆に目が冴えてしまうのでNGです。

 

寝付きが悪いと思ったら、すぐに睡眠導入剤じゃなくて…

どうにも寝付きが悪くて辛い、そんな時にすぐに睡眠導入剤に頼るのはできる限り避けましょう。

 

それは睡眠導入剤が、原因を改善させるものではないという事が1つに挙げられます。
また口コミなどを呼んでも分かるように、さまざまな副作用が大きいことが非常に心配です。すぐに寝付くことができるという一時的な効果は期待できますが、それはあくまでも一時的です。

 

それよりも、睡眠改善薬としてのサプリメントと生活習慣の改善を併用する方法が安心です。
副作用の心配がない分、サプリメントは気持的にも楽に服用できます。医師が処方する薬とは別の意味で安心感を得られます。コストパフォーマンスもいいものが多いのも嬉しい限りです。

 

睡眠の問題は、強力な効果を求める方法では一時的な結果しか得られません。
最終的には地道な改善が実を結ぶのです。

 

すぐにでも寝たいという時などを除いては、まずは生活習慣とサプリメントで根本的かつ効果的な睡眠改善を目指しましょう。

 

 

寝付けない時のおすすめサプリメント

寝つきが悪い時に取っておきたい成分とそれを含むサプリメントについてご紹介します。

 

寝付きが悪い…そんなときに「グリシン」

アミノ酸の一種であるグリシンは睡眠改善効果があります。グリシンは深部体温を下げることで入眠を促進します。また興奮を抑える神経の働きを他の神経細胞に伝えることで、リラックス効果をもたらしストレスなどによる緊張感を取り除き、眠りやすくさせます。

 

リラックスに…「GABA(ギャバ)」

ギャバもアミノ酸の一種であり、ストレス対策としてチョコレートなどにも含まれていますね。それはギャバが、安眠効果とリラックス効果をもたらす成分であることから緊張を取り除き、快眠へと導くためです。またギャバもグリシン同様に深部体温を下げることが実際の研究結果で明らかにされています。

 

身体のリズムを整えるには…ビタミン類

また美肌効果というイメージなどが強いビタミン類も睡眠に有効な成分です。特にビタミンB12は睡眠リズムを整える働きを持っています。またビタミンCは抗ストレスホルモンを作り出す働きを持っていたり、ストレスから身体を守る働きがあります。

 

入眠促進の自然成分…クワンソウエキス

あまり耳にすることがないクワンソウという沖縄の伝統的野菜も入眠促進効果があることから、注目されている成分です。潤睡ハーブや、マインドガードDXといったサプリメントに含有されています。

 

睡眠ホルモン…「メラトニン」

自然な眠りに欠かせないメラトニンを含有するメラトニングミも最近注目されています。サプリメントとして販売されていますが、ミックスベリー味のグミなので特に女性はおいしくかつ手軽に取ることができます。また即効性があることも注目すべき点です。

 

リラックス効果のある自然成分…「セントジョーンズワート」

ハーブの一種であるセントジョーンズワートも不眠解消に有効な成分です。ハーブであることから医薬品ではありませんが、セントジョーンズワートに含まれるヒペリシンが神経伝達物質を分解する成分を抑えてリラックスモードにさせてくれます。

 

上記でもご紹介しましたが、グリシン、バレリアン、ネムーンプラス、グッスミン、ネムリス、ピースナイト、潤睡などのサプリメントがこれらの成分を含有しています。

 

 

サプリ&生活習慣で睡眠導入剤に頼らない睡眠まとめ

 

  • 睡眠導入剤は即効性はあるが副作用が大きく心配である
  • 不眠用休息サプリメントは、即効性には欠けるが副作用がなく体質改善から睡眠を改善
  • 寝付きを改善させるには、サプリメントと生活習慣の改善が必須
  • 寝付きを良くさせる効果的な成分を配合したサプリメントが有効

 

寝つきが悪い、朝スッキリ起きられないそんな睡眠障害を改善するためには、一時的な対処ではなく、根本的な改善を行う事が大切です。その為に、サプリメントと生活習慣改善のダブル処方を行いましょう。